東京仏壇・江戸工芸仏壇

東京仏壇 江戸工芸仏壇
東京仏壇 江戸工芸仏壇

東京仏壇の歴史

東京の江戸時代初期の民家の仏壇は、現在の仏壇とは異なり、ほとんどが作り付けの仏壇で、引き戸内部は2段から3段の壇があるだけのシンプルな形式でした。材質は地元の木材の、﨔や杉、桧が多く使われていました。
東京仏壇は、そのシンプルな形式が基本のデザインとなり、江戸指物師が仕事の合間に、﨔や桑などで、比較的あっさりとした飾りの少ない仏壇を作ったのが始まりとされています。
八代将軍吉宗の時代、家康の祈願寺であった浅草寺の門前町の支配が、寺社奉行から町方に移管されるようになって、一層寺院が繁栄し、一般市民までも競って仏壇仏具を求めるようになりました。
東京仏壇に欠かせない黒檀や紫檀の唐木材が使用されたのは、嘉永年間の1840年頃からと伝えられています。
東京仏壇は昭和57年に、東京都知事から伝統工芸品の指定を受けました。

東京仏壇の特徴

東京仏壇は、唐木材の木地本来の持ち味と木目を生かしながら、江戸気質をよく表わした簡素で古典的な優美さをそなえています。
また、入念な昔ながらの手造りの技法を用いているので、子孫代々まで伝えられる堅牢な品質もその特徴としています。
東京仏壇の材料には、「くるいがない」「虫がつきにくい」「丈夫」「木目がきれい」という点を考慮して、黒檀、紫檀、桑、欅などが使われています。
東京仏壇は、江戸時代から受け継がれてきた、技法と伝統によって造られる仏壇で、伝統工芸品として一目おかれている仏壇です。
長持ちし、丹念な手造りという面が大変支持されています。

東京仏壇の職人

熟練の技による東京仏壇には、長年にわたる職人の根気と技術や経験が生かされています。
唐木仏壇を伝統的な手法で製造する技術は、大変根気が必要で、習得するのに長い年月を必要とするため若い職人の育成には困難な場合が多いです。
しかしながら、かたくなまでに、伝統的な技術と江戸気質を守り続けている人々が東京仏壇の職人なのです。

製作者 東京都伝統工芸士 置栖忠明

東京仏壇 江戸工芸仏壇 職人

昭和19年6月27日、東京都足立区生まれ。17才より先代で父親である東京都伝統工芸士の置栖武治氏に師事をし仏壇製造に現在までたずさわっている。
東京都知事賞、商工会議所会頭賞、足立区長賞、台東区長賞、商工組合理事長賞等、多数受賞

東京仏壇の製造工程

東京仏壇の製造工程

江戸工芸仏壇

仏壇屋 滝田商店では、伝統ある江戸指物師の技術を受け継ぎ、唐木の持つ味わい深い優美さを生かした、手づくりで堅牢な仏壇を丹念に作り続けています。
仏壇職人たちは、東京仏壇の中で特に手間をかけて作る仏壇を、敬意を表して「江戸工芸仏壇」と呼び、最高の素材とその価値を引き出す厳しい確かな目で、優れた仏壇の製作に心血を注いでいます。
機械化大量生産の風潮の中で、あえて「真心をこめた手づくりの良さ」を頑なに守り続けることが、絶大な信頼をいただく由縁と信じているのです。

総黒檀仏壇

総黒檀仏壇(三方開)

高さ:173cm 巾:100cm 奥行:82cm
素材:ムク厚板
¥15,400,000(税込)

指定書

東京都指定 伝統工芸仏壇製造販売

東京都では、伝統的な優秀技術を保存奨励するため「東京都指定伝統工芸品」制度を設けました。

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