【 つれズレ。。。 】
御仕事は基本座り仕事ながら靴は大抵1年で履き潰してしまっていたSeoulLife Records店長の小杉です。
無駄に出歩くのが好きだった事もございましょう。
それがコロナ禍以降ですか、すっかり出不精になってしまいましてですね、靴が長持ちするようになったのですね。
靴が長持ちする→新しい靴を買わなくて良い→出費が減る、これはもう良い事でございますよ。
ただですね、靴が長持ちすると悪い事もある、という事に気づきまして。
それは何かと申せばですね。
「臭い」
臭いのでございますよ。靴が。
いやもう実に御恥ずかしい御話ではございますが。
これまでは臭くなる前に破れるなり底が抜けるなりしていたのであまり気にならなかったのですね。
そして一度臭くなり始めるとどんどんその臭いは強くなってまいりますよ。
最早「臭い」を通り越して
「激臭」
の域に達してきたのですね。
もう履く気も起らない程の猛烈な臭いでございます。
こういう時にパッと思い付く某メジャーな消臭スプレーも試してはみましたよ。
ただ効き目はいまひとつ、結果臭さと消臭スプレーの香りが合体した「ただ臭いよりももうひとつタチが悪い」臭いとなってしまいまして。
これはもう洗うしか手は無さそうです。
確か近くのクリーニング店が靴の御洗濯をやっていた筈、そう思ってクリーニング店まで行ってみますとですよ。
「受付が20代の見目麗しい女性2人」
でございまして。
そのまま臭い靴を持ってすごすごと引き返してまいりました。
流石に、流石にですよ、如何に汚れたものをクリーニングするプロの方とは申せどですよ、この激烈に臭い靴を持って行って決して良い印象は持たれますまい。
独身彼女無し中年男性、女性からの失点は最小限に抑えたい立場でございます。
しかしながらこの臭いはどうにかしないといけません。
これはこれでこのまま放置すればいずれは女性からの失点に繋がるに違いございませんからして。
ここでふと思い出しましたよ。
「靴の中に10円玉を入れておけば臭いが消える」
という豆知識的なものを。
自他共に認める貧民の店長小杉ではございますが10円玉なら全然持っております。否、貧しいからこそ10円玉は人より多く持っているかも知れませんとも。
で、ありったけの10円玉を靴の中に放り込んで数日。
「無臭とまではいかないもののまあまあ臭いが消えていた」
のでございます。
これで根本的治療としてクリーニング店にも持って行けますとも。
ただ今度は人様に渡す訳にもいかない「臭い靴の中に放り込んだ大量の10円玉の処遇」に困っているという実にどうでも良い悩みが発生したというこの辺りで以て今回は御開きとさせて頂きたい次第で。
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